公開日時:2020年4月20日
ベビーソープは新生児に使って大丈夫?
初めて新生児を抱く時にどのように抱けば良いのか不安になるのと同じように、生まれたての小さくか弱い存在である新生児の沐浴の際にベビーソープを使用しても良いのか不安になられるご両親も多いと思います。
新生児にベビーソープを使っても良いのか?理由と一緒に解説していきます。
新生児にベビースキンケアは必要?
小さくてか弱い新生児にはスキンケアなどしない方がいいのではないかと思ってしまいがちです。
しかしながら、お肌のバリア機能が最も未熟なのは新生児です。
お肌のバリア機能は外からの刺激の緩和や異物の侵入から守るために欠かせない機能です。
お肌のバリア機能が低下している状態では物理的・化学的刺激やアレルゲンなどの侵入を受けやすく肌トラブルなどを起こしやすいです。
つまり、お肌のバリア機能が未熟な新生児期は最もスキンケアによるサポートが必要な時期とも言えます。
ベビースキンケアの基本は2種類です。
- お肌の清潔を保つこと
- お肌を保湿して乾燥させないこと
お肌を清潔にするための一番の手段は沐浴時にしっかり洗ってあげることです。
そして、ベビー用の保湿ケア化粧品でしっかりと保湿してあげることで乾燥からお肌を守ることができます。
ベビースキンケアについての詳細は下記記事で詳しく紹介しています。
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》ベビースキンケアの正しいやり方とは?
新生児期は皮脂汚れがお肌に溜まりがち
お母さんのお腹の中にいた頃にホルモンの影響を受けていた赤ちゃんは生まれた後もしばらくの間ホルモンの影響が表れます。
その影響の一つが過剰な皮脂分泌です。
実は生まれて間もない新生児は皮脂が多く分泌されるという特徴があるのです。
新生児期の皮脂分泌の多さはどうしようもありませんが、たくさん分泌された皮脂をそのまま放置しているのは新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹などの原因となります。
新生児はベビーソープでしっかり洗ってあげましょう
皮脂汚れは要するに油です。
水と油という言葉があるように水と油はお互いに混ざり合わない性質があります。
そのため、単にぬるま湯で洗い流しただけでは皮脂汚れは落としきれないため、油を落とす効果がある界面活性剤が配合されたベビーソープで洗う必要があります。
特に顔は皮脂分泌が多くなる箇所ですが、か弱い新生児の目や口にベビーソープが入っては大変との不安からおでこや頬、口周りなどをベビーソープを使ってしっかり洗えていない場合があります。
目や口に入ってしまうのが不安なお気持ちはわかります。
ですが、皮脂分泌の多いおでこや眉毛付近・頬・口周りなどの皮脂汚れをしっかりと洗い流してあげないと新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹の原因にもなりかねませんので、しっかりと洗ってあげてください。
赤ちゃんがベビーソープを誤飲してしまった場合の対処法やベビーソープを使った沐浴の仕方については下記で詳しく紹介しています。
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》ベビーソープを誤飲した際の対処法
》沐浴時にベビーソープを使った新生児の体の洗い方
新生児にはどんなベビーソープも使えるの?
販売サイトや商品パッケージに「生まれてすぐの新生児期から使えます」との表記があるベビーソープであれば、新生児期から使えます。
新生児期から使えるといった旨の記載がない場合でもベビーソープは元々お肌がデリケートな赤ちゃんのために作られていますので、特に問題なく使用できます。
ベビーソープ選びに悩まれた場合は、赤ちゃんのお肌にとって負担となり得る成分が含まれておらず、アレルゲンとなりにくい成分で構成されているベビーソープを選ぶことをおすすめします。
また、ベビーソープには固形・液体・泡などの種類がありますが、沐浴時には泡タイプのベビーソープが使いやすく初めての沐浴時にもおすすめです。
ベビーソープの固形・液体・泡などのタイプは何が違うのかについては下記で詳しく紹介しています。
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》赤ちゃん石鹸(ベビーソープ)は固形・液体・泡のどれがいいの?
まとめ
生まれてすぐの新生児にベビーソープを使うことに不安や抵抗があるご両親も多いと思いますが、新生児こそ最もお肌のバリア機能が未熟でサポートが必要となります。
新生児期に起こりやすい乳児湿疹などから赤ちゃんのお肌を守ってあげるためにも、新生児期の沐浴ではしっかりとベビーソープを使って頭や顔などを初め、全身を洗ってあげましょう。
ベビーソープで洗ってあげた後は、乾燥からお肌を守るために全身の保湿ケアも忘れずにしてあげましょう。
提供:株式会社SANSHIN