公開日時:2026年7月30日
桑の葉茶は授乳中に飲める?母乳への影響と飲むときの注意点

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出産を終えてからの授乳期間は、赤ちゃんのお世話に加えて、ママ自身の体を回復させていく大切な時期でもあります。母乳育児をしていると、口にするものが赤ちゃんに影響するのではないかと気になり、飲み物選びに慎重になるママも多いのではないでしょうか。この記事では、授乳中の飲み物の選択肢のひとつとして知られる桑の葉茶について、一般的な情報をご紹介します。育児と自分の体のケアを両立させたいと考えているママの、飲み物選びの参考になれば幸いです。
はじめにお伝えしておきたいのは、この記事は桑の葉茶についての一般的な情報提供を目的としたものであり、母乳の分泌量を増やす、赤ちゃんの体調を改善するといった効果を保証するものではないという点です。授乳中の体調や母乳の状態には個人差が大きいため、気になることがあれば助産師や医師に相談しながら判断してください。
授乳期のママの体について

出産後のママの体は、妊娠・出産という大きな変化を経て、少しずつ元の状態に戻っていく回復期にあります。同時に、母乳を作り、赤ちゃんに届けるという新しい役割も担っています。この時期は、体力の消耗や睡眠不足が重なりやすく、食事や水分補給がおろそかになりがちだともいわれています。
母乳は水分を多く含んでいるため、授乳中はこまめな水分補給が大切だと一般的にいわれています。また、授乳期は妊娠中と同様に、鉄やカルシウムなど特定の栄養素の必要量が変化する時期でもあるとされており、食事全体でバランスよく栄養を摂ることが望ましいと考えられています。育児中は自分の食事を後回しにしてしまいがちですが、簡単な作り置きや宅配サービスなどを活用しながら、無理なく食生活を整える工夫をしているママも多いようです。
授乳期特有の体の変化について

出産後は、ホルモンバランスが大きく変化する時期でもあります。この変化にともなって、のどの渇きを感じやすくなったり、肌の乾燥が気になったりするなど、妊娠前とは違った体の感覚を覚えるママもいるようです。また、慣れない育児と休息不足が重なり、体調管理が後回しになりやすいことも、この時期の特徴のひとつといえるでしょう。
そうした中で、意識的に水分補給の時間を作ることは、ママ自身のセルフケアのひとつとしても大切だと考えられています。桑の葉茶に限らず、好みの温かい飲み物でほっと一息つく時間を持つことは、育児の合間の気分転換にもつながるかもしれません。
カフェインと母乳の関係について

カフェインは母乳を通じて赤ちゃんに移行することが知られており、摂取量に気を配っているママも多いようです。桑の葉茶(桑の葉を100%使用したもの)は基本的にカフェインを含まないため、コーヒーや紅茶、緑茶の代わりとなる飲み物の選択肢のひとつとして取り入れられることがあります。
ただし、商品によっては他の茶葉とブレンドされている場合があり、その際はカフェインが含まれることもあります。授乳中に飲む場合は、原材料表示をよく確認し、桑の葉100%のものかどうかをチェックするようにしましょう。
桑の葉茶に含まれる栄養素について

桑の葉には、鉄・カルシウム・亜鉛・マグネシウムなどのミネラル類、ビタミンA・C・E・B群などのビタミン類、そして食物繊維が含まれているといわれています。これらは、授乳期に限らず、日々の食生活の中で摂ることが望ましいとされる一般的な栄養素です。
授乳期は、母乳を作るために体内の栄養素が使われることから、食事からの栄養摂取が大切だと一般的にいわれています。桑の葉茶は、こうした栄養素を飲み物からも補うひとつの選択肢として位置づけられますが、あくまで食事全体のバランスの一部であることを念頭に置き、桑の葉茶だけに頼るのではなく、主食・主菜・副菜の揃った食事を心がけることが基本になります。授乳期の食事について不安がある場合は、産院や自治体の母乳外来、管理栄養士などに相談する方法もあります。
飲む量の目安と注意点

桑の葉茶は食品であるため、明確な摂取上限が定められているわけではありませんが、飲みすぎるとお腹が張ったり、お腹がゆるくなったりすることがあるといわれています。これは、桑の葉茶に含まれる食物繊維の量が比較的多いことが関係していると考えられます。
初めて飲む場合は、まず少量から試し、ママ自身の体調や、母乳を飲んだ赤ちゃんの様子(機嫌や便の状態など)に変化がないかを見ながら量を調整することをおすすめします。何か気になる変化があった場合は、無理に飲み続けず、いったん中止して助産師や小児科医、産婦人科医に相談してください。体調の記録をメモやアプリに残しておくと、相談の際に状況を伝えやすくなります。
こんな方は事前に医師へ相談を

- 出産後に医師の管理下で治療や食事療法を行っている方
- 腎臓の機能に関して医師から食事制限の指導を受けている方(桑の葉茶にはカリウムが含まれるため)
- 特定の持病があり、日常的にお薬を服用している方
- 過去に桑や桑科植物、特定の食品でアレルギー症状が出たことがある方
- 赤ちゃんに湿疹やお腹のトラブルなど、体調の変化が見られたことがある方
これらに当てはまる方は、桑の葉茶に限らず新しい食品・飲み物を取り入れる前に、必ずかかりつけ医や助産師に相談してから判断するようにしてください。1か月健診や乳児健診の機会に、普段口にしている飲み物について相談してみるのもよい方法です。
授乳中の水分補給を習慣づける工夫

授乳中は赤ちゃんのお世話に追われ、自分の水分補給を後回しにしてしまうママも少なくありません。授乳の前後に一杯のお茶を飲むことを習慣にすると、無理なく水分補給を続けやすくなります。ペットボトルや水筒に入れて、授乳スペースのそばに置いておくのもひとつの方法です。夜間の授乳やお世話で喉が渇きやすいタイミングにあわせて、あらかじめ用意しておくと、忙しい中でも無理なく続けやすくなります。パパや家族に水分補給のサポートをお願いするのもよい方法です。
味に変化が欲しいときは、常温で飲んだり、冷やして飲んだりと温度を変えてみるほか、豆乳で割ってまろやかな味わいにするなど、アレンジを楽しむ方法もあります。ただし、はちみつは1歳未満の乳児には与えられないため、直接母乳に与える成分ではないとはいえ、ご家庭で赤ちゃん用に別途調理する際は誤って使用しないよう注意しましょう。
母乳育児と食生活全般について

母乳育児中の食生活については、特定の食品を過度に避けたり、逆に特定の食品に頼りすぎたりするのではなく、バランスの取れた食事を基本とすることが一般的に推奨されています。桑の葉茶のようなノンカフェインのお茶を日々の水分補給に取り入れることは、そうした食生活の中のひとつの選択肢と捉えていただくのがよいでしょう。
体調や母乳の状態に不安がある場合は、自己判断で特定の飲み物や食品を試すのではなく、産院や地域の母乳相談室、助産師外来などを活用し、専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
よくある質問

Q. 桑の葉茶を飲むと母乳の出がよくなりますか?
A. 桑の葉茶が母乳の分泌量に直接影響するという医学的な根拠は確立されていません。水分補給や栄養摂取の一環として取り入れる方はいますが、効果を保証するものではない点にご注意ください。母乳の分泌量について気になることがあれば、助産師や医師に相談してください。
Q. 赤ちゃんが母乳を通じて桑の葉茶の成分を摂ることになりますか?
A. 口にしたものの一部の成分が母乳に移行する可能性は一般的に知られていますが、桑の葉茶に含まれる成分がどの程度、どのように移行するかについて詳細に解明されているわけではありません。赤ちゃんの様子に変化がないか観察しながら、心配な場合は専門家に相談してください。
Q. 卒乳・断乳後も飲み続けてよいですか?
A. 卒乳・断乳後は、授乳期特有の注意点を気にする必要はなくなりますが、引き続きご自身の体調に合わせて量を調整しながら楽しんでいただくとよいでしょう。
Q. 双子や多胎児を育てているママでも同じ考え方でよいですか?
A. 基本的な考え方は同じですが、多胎育児は体への負担も大きくなりやすい時期です。水分補給や栄養面でとくに不安がある場合は、産院や自治体の相談窓口を活用し、ご自身の状況に合わせたアドバイスを受けることをおすすめします。
Q. 混合育児(母乳とミルクの併用)の場合でも同じですか?
A. 母乳を与えている場合は、授乳中と同じように水分補給や飲み物選びを意識するとよいでしょう。ミルク中心の場合でも、ママ自身の体調管理として水分補給は引き続き大切です。
まとめ

桑の葉茶はノンカフェインで、授乳中の水分補給の選択肢のひとつとして知られていますが、母乳や赤ちゃんへの効果を保証するものではありません。ママ自身の体調や赤ちゃんの様子を見ながら、無理のない範囲で取り入れ、気になることがあれば助産師や医師に相談しながら授乳期を過ごしてください。慌ただしい毎日の中でも、ご自身の体をいたわる時間を少しずつ確保していただければと思います。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療行為や診断、治療の代替となるものではありません。持病のある方、お薬を服用中の方、体調に不安のある方は、必ず医師にご相談のうえでご判断ください。

この記事を書いた人
古家後健太
<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN



















