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公開日時:2026年7月28日 最終更新日:2026/07/29

桑の葉茶とは?特徴や栄養成分をやさしく解説【ノンカフェイン】

桑の葉茶とは?特徴や栄養成分をやさしく解説【ノンカフェイン】

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桑の葉茶」という名前を耳にしたことはあっても、どんなお茶なのか、何が入っているのかまでは意外と知らないという方も多いのではないでしょうか。カフェインを含まないお茶として、妊娠中や授乳中の方、小さなお子さんのいるご家庭でも選ばれる機会が増えてきています。この記事では、桑の葉茶がどのようなお茶なのか、その成り立ちから栄養面での特徴、選び方まで、初めての方にもわかりやすくご紹介します。

なお、この記事は桑の葉茶についての一般的な情報をお届けするものであり、特定の病気の治療や予防、診断を目的としたものではありません。持病のある方やお薬を服用中の方、体調に不安のある方は、自己判断せず医師や薬剤師にご相談のうえでお試しください。

桑の葉茶ってどんなお茶?

桑の葉茶ってどんなお茶?
桑の葉茶は、その名の通りクワ科クワ属の落葉高木「桑(くわ)」の葉を原料としたお茶です。桑というと、蚕(かいこ)のエサとして養蚕業に用いられてきた植物というイメージを持つ方も多いかもしれません。実際、桑は古くから日本各地で養蚕のために栽培されており、群馬県や長野県、福島県など、かつて養蚕が盛んだった地域では、現在も桑畑がその名残として残っています。

近年は、時代の変化とともに養蚕業の規模が縮小し、桑畑の新たな活用方法が模索されるなかで、桑の葉を乾燥・加工してお茶として飲用する文化が広がってきました。もともと桑の葉は、中国や日本の暮らしの中で古くから飲み物として親しまれてきた植物のひとつでもあり、身近な資源を活かした健康茶として位置づけられています。近年は健康志向の高まりを背景に、スーパーや通販サイトなどでも桑の葉茶を見かける機会が増えました。

桑の葉茶ができるまで

桑の葉茶ができるまで
桑の葉茶は、収穫した桑の葉を丁寧に洗浄したあと、天日干しや機械乾燥によってしっかりと水分を飛ばし、細かく刻んだり焙煎したりする工程を経て仕上げられます。乾燥や焙煎の方法、収穫時期の葉の選定などは製造元によって異なり、それぞれの工夫によって風味や色合いに違いが生まれます。

販売されている桑の葉茶には、大きく分けてティーバッグタイプ、茶葉タイプ、粉末タイプの3種類があります。ティーバッグタイプはお湯を注ぐだけで手軽に淹れられ、茶葉タイプは急須でじっくり味わいたい方に向いています。粉末タイプは葉をまるごと粉状にしているため、お茶として飲むだけでなく、料理やスムージーなどに混ぜて使う方も少なくありません。水などに溶かして飲む桑の葉青汁も粉末タイプになります。

味わいの特徴

桑の葉茶の味わいの特徴
緑茶や烏龍茶のような強い渋みや苦味が少なく、香ばしくすっきりとした後味が特徴です。クセが少ないため、お茶をあまり飲み慣れていない方やお子さんでも比較的口にしやすいといわれています。麦茶やほうじ茶に近い感覚で、食事の際の飲み物として日常的に取り入れているご家庭もあるようです。

桑の葉茶に含まれる主な成分

桑の葉茶に含まれる主な成分
桑の葉には、次のような成分が含まれていることが知られています。それぞれの成分は、私たちの体を構成する栄養素として一般的に知られているものです。

  • ビタミン類:ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなど、体の調子を整えるうえで欠かせないとされる栄養素です。
  • ミネラル類:カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、カリウムなど、骨や血液、代謝に関わるとされる栄養素が含まれています。
  • 食物繊維:他の茶葉と比較しても含有量が多いといわれており、日々の食生活で不足しがちな栄養素のひとつとして知られています。
  • DNJ(1-デオキシノジリマイシン):桑の葉に特有の成分で、自然界では桑以外の植物にはほとんど見られない成分として知られています。

これらの成分がバランスよく含まれていることから、日々の食生活の中で栄養素を補う飲み物のひとつとして注目されています。ただし、桑の葉茶はあくまで食品(お茶)であり、医薬品のように特定の症状を治療したり予防したりするものではありません。含まれる成分の働きについては研究段階のものも多く、体感には個人差があることをご理解いただいたうえでお楽しみください。

桑の葉と人との関わりの歴史

桑の葉と人との関わりの歴史
桑の木は日本だけでなく、中国をはじめとするアジア各地で古くから人々の暮らしに関わってきた植物です。特に中国では、桑の葉や実、樹皮などがそれぞれの地域の伝統的な暮らしの知恵の中で活用されてきたという言い伝えが残っています。日本でも、養蚕が農家の重要な収入源であった時代には、桑畑は各地の農村風景の一部として広がっていました。

明治から昭和にかけて、日本は生糸の生産量で世界有数の地位を占めており、そのために全国各地で桑が盛んに栽培されていました。時代の移り変わりとともに養蚕農家の数は減少しましたが、桑という植物そのものが持つ価値が見直され、お茶や食品への加工という新たな形で活用されるようになったのが、現在の桑の葉茶につながっています。

新芽と成葉の違い

桑の葉の新芽と成葉の違い
桑の葉茶に使われる葉は、収穫する時期によって「新芽」と「成葉」に分けられます。春先に出る若く柔らかい新芽は、香りが穏やかで飲みやすいといわれる一方、しっかりと育った成葉は、味わいに厚みが出やすいという声もあります。商品によってどちらの葉を使用しているか、あるいは両方をブレンドしているかが異なるため、ショッピングサイトやパッケージの説明を確認してみるのもお茶選びの楽しみのひとつです。

カフェインを含まないお茶

桑の葉茶はカフェインを含まないお茶
桑の葉茶(桑の葉を100%使用したもの)は、基本的にカフェインを含みません。コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物を控えている方にとって、桑の葉茶は飲み物の選択肢のひとつになります。ただし、商品によっては緑茶やハーブなど他の茶葉とブレンドされているものもあり、その場合はカフェインが含まれていることがあります。購入する際は、原材料表示を必ず確認するようにしましょう。

他の健康茶との違い

桑の葉茶と他の健康茶との違い
健康茶にはルイボスティーやどくだみ茶、よもぎ茶などさまざまな種類がありますが、それぞれ原料となる植物が異なるため、含まれる成分や風味にも違いがあります。桑の葉茶は、他の健康茶と比べてクセが少なく、食物繊維とDNJという成分を含む点が特徴的といわれています。どのお茶が自分やご家族に合うかは好みや体質によって異なりますので、いくつか試しながら見つけていくのもよいでしょう。

どんな人に選ばれている?

桑の葉茶はどんな人に選ばれている?
桑の葉茶は、次のような理由から選ばれることが多いお茶です。

  • 就寝前の温活としてノンカフェインのお茶でホッと一息つきたい方
  • カフェインを控えたいけれど、お茶の時間を楽しみたい方
  • 普段の食生活で不足しがちな栄養素を、食事以外からも意識したい方
  • クセの少ない優しい味わいのお茶を探している方
  • 家族みんなで同じお茶を楽しみたいと考えているご家庭

もちろん、味の好みや体質には個人差がありますので、実際にご自身やご家族に合うかどうかは、少量から試してみることをおすすめします。

選び方と保存方法のポイント

桑の葉茶の選び方と保存方法のポイント
桑の葉茶を選ぶ際は、原材料が桑の葉100%かどうか、産地や栽培方法(農薬の使用有無など)が明記されているかを確認すると安心です。また、ティーバッグ・茶葉・粉末のどのタイプが自分の生活スタイルに合うかも選ぶ際のポイントになります。手軽に飲みたい方はティーバッグタイプ、料理にも活用したい方は粉末タイプが向いているでしょう。

保存する際は、高温多湿や直射日光を避け、常温で密閉できる容器に入れて保管するのが基本です。開封後はできるだけ早めに飲み切ることで、風味を損なわずに楽しむことができます。

よくある質問

桑の葉茶に関するよくある質問
桑の葉茶に関するよくある質問としては下記のようなものがあります。

Q. 桑の葉茶は毎日飲んでも問題ありませんか?

A. 桑の葉茶は食品であるため、適量であれば日常的に取り入れている方が多くいらっしゃいます。ただし、飲みすぎるとお腹の調子に変化が出ることもあるため、パッケージに記載された目安量を参考にしてください。

Q. 子どもも一緒に飲めますか?

A. クセが少ない味わいのため、家族で楽しんでいるご家庭もあります。ただし、月齢の小さいお子さんに与える場合は注意点が異なりますので、別記事「桑の葉茶は赤ちゃんに飲ませても平気?」もあわせてご覧ください。

Q. 桑の葉茶とほうじ茶や麦茶はどう違いますか?

A. ほうじ茶は緑茶の茶葉を焙煎したもの、麦茶は大麦を焙煎したものが原料で、それぞれ原料となる植物が異なります。桑の葉茶は桑の葉が原料であり、含まれる栄養成分の種類にも違いがあります。風味の系統は似ている部分もあるため、普段麦茶やほうじ茶を飲んでいる方にも取り入れやすいお茶です。

Q. 妊娠中や授乳中、赤ちゃんが飲むときも同じ淹れ方でよいですか?

A. 基本的な淹れ方は同じですが、赤ちゃんに与える場合は大人よりも薄めに淹れるなど、月齢に応じた配慮が必要です。詳しくは別記事「桑の葉茶は妊娠中に飲んでも大丈夫?」「桑の葉茶は授乳中のママにもおすすめ?」「桑の葉茶は赤ちゃんに飲ませても平気?」でそれぞれご紹介しています。

まとめ

桑の葉茶のまとめ
桑の葉茶は、養蚕とともに歩んできた桑の葉を原料とした、ノンカフェインで飲みやすい健康茶です。ビタミンやミネラル、食物繊維など複数の栄養成分を含んでいることから、日々の飲み物の選択肢として取り入れている方が増えています。次回は、妊娠中に桑の葉茶を取り入れる際に知っておきたいポイントについて詳しくご紹介します。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果・効能を保証するものではありません。体質や体調には個人差がありますので、心配な点がある場合は医師にご相談ください。

古家後健太

この記事を書いた人

古家後健太

<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN

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