公開日時:2026年7月30日
桑の葉茶は妊娠中に飲んでも大丈夫?カフェインとの関係と注意点

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妊娠中は、それまで何気なく口にしていた飲み物についても「これはお腹の赤ちゃんに影響しないかな」と気になる場面が増えるのではないでしょうか。とくにカフェインを含む飲み物については、摂取量を控えるよう案内されることも多く、飲み物選びに悩むプレママも少なくありません。この記事では、そうした妊娠中の飲み物選びのひとつの選択肢として、桑の葉茶についてご紹介します。
はじめにお伝えしておきたいのは、この記事は桑の葉茶に関する一般的な情報をまとめたものであり、医学的な効果効能を保証するものではないという点です。妊娠中は体調の変化が大きく、個人差も大きい時期ですので、新しい飲み物を取り入れる際は、必ずかかりつけの産婦人科医に相談したうえで判断してください。
妊娠中の水分補給がなぜ大切なのか

妊娠中は、体内の血液量が増加し、羊水を通じてお腹の赤ちゃんに栄養や酸素を届けるなど、母体にはこれまで以上の負担がかかっています。そのため、こまめな水分補給が大切だといわれています。特に、つわりの時期や夏場など汗をかきやすい時期は、脱水を防ぐためにも意識して水分を摂ることが望ましいとされています。
このとき、何を飲むかという選択肢のひとつとして、カフェインを含まない飲み物が候補にあがります。水やノンカフェインのお茶に加えて、桑の葉茶もそうした選択肢のひとつとして知られるようになってきました。毎日の水分補給は、一度に大量に飲むよりも、こまめに少しずつ飲むほうが体への負担が少ないともいわれています。ご自身の生活リズムに合わせて、朝起きたとき、食事の際、入浴の前後など、飲むタイミングを決めておくと習慣化しやすくなります。
カフェインと妊娠の関係について

厚生労働省などの公的な情報においても、妊娠中の過剰なカフェイン摂取については注意が呼びかけられています。カフェインは胎盤を通過するとされており、摂りすぎに関する注意喚起がなされていることから、コーヒーや紅茶、緑茶などの摂取量を控えているプレママも多いようです。
桑の葉茶(桑の葉を100%使用したもの)は、基本的にカフェインを含まないお茶です。そのため、カフェインの摂取量を気にせず、水分補給の選択肢のひとつとして取り入れやすいという特徴があります。ただし、商品によっては緑茶やハーブなど他の茶葉とブレンドされている場合があり、その場合はカフェインが含まれることがあります。購入時には原材料表示を必ず確認し、不明な点があればメーカーに問い合わせるようにしましょう。
桑の葉茶に含まれる栄養素について

桑の葉には、鉄・カルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル類や、ビタミンA・C・E・B群といったビタミン類、そして食物繊維が含まれているといわれています。これらは、日々の食事の中で摂取することが望ましいとされる一般的な栄養素です。
例えば鉄は赤血球の材料となる栄養素として、カルシウムは骨や歯の材料となる栄養素として、それぞれ広く知られています。食物繊維は、腸内環境を整えるために役立つとされる栄養素のひとつです。桑の葉茶は、こうした栄養素を食事以外の飲み物からも補うひとつの手段として取り入れられていますが、あくまで食生活全体のバランスの中の一部であり、桑の葉茶だけで必要な栄養素を十分に摂取できるわけではありません。妊娠中に必要な栄養素については、産婦人科での指導や母子健康手帳などの情報も参考にしながら、食事全体で意識することが大切です。
飲む量の目安と注意点

桑の葉茶は食品であるため、明確な「1日の摂取上限」が定められているわけではありませんが、飲みすぎるとお腹が張ったり、お腹がゆるくなったりすることがあるといわれています。これは、桑の葉茶に含まれる食物繊維の量が比較的多いことが関係していると考えられます。とくに粉末タイプの桑の葉茶は、茶葉をまるごと摂取する形になるため、食物繊維の摂取量が多くなりやすい点にも注意が必要です。
初めて飲む場合は、1日1〜2杯程度から始め、体調の変化がないかを確認しながら量を調整することをおすすめします。何か体調に違和感を覚えた場合は、無理に飲み続けず、いったん中止して産婦人科医に相談してください。
こんな方は事前に医師へ相談を

- 妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群など、医師の管理下で食事療法を行っている方
- 腎臓の機能に関して医師から食事制限の指導を受けている方(桑の葉茶にはカリウムが含まれるため)
- 特定の持病があり、日常的にお薬を服用している方
- 過去に桑や桑科植物、特定の食品でアレルギー症状が出たことがある方
これらに当てはまる方は、桑の葉茶に限らず新しい食品・飲み物を取り入れる前に、必ずかかりつけ医に相談してから判断するようにしてください。妊婦健診の際に、普段口にしている飲み物や食品について医師や助産師に伝えておくと、体調管理の相談がしやすくなります。些細なことでも、気になる点はメモに残しておき、次回の健診でまとめて質問するのもひとつの方法です。
妊娠中の食生活は「お茶だけ」に頼らないことが大切

桑の葉茶をはじめとするノンカフェインのお茶は、あくまで日々の水分補給や食生活を支える一部にすぎません。妊娠中に必要とされる栄養素は、鉄・カルシウム・葉酸・たんぱく質など多岐にわたり、これらは主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせた食事から摂ることが基本とされています。
お茶を取り入れること自体は日々の楽しみのひとつになりますが、「このお茶を飲んでいるから大丈夫」と特定の飲み物だけに頼るのではなく、食事全体のバランスを意識することが大切です。栄養面で不安がある場合は、自己判断で特定の食品に頼るのではなく、産婦人科での妊婦健診の際に管理栄養士に相談する方法もあります。
妊娠中でも楽しめるアレンジ方法

コーヒーや紅茶を控えている時期は、いつもの飲み物のバリエーションが少なく感じられることもあるかもしれません。桑の葉茶は、次のようなアレンジでも楽しむことができます。
- 常温や冷やして、水分補給としてそのまま飲む
- 豆乳で割って、まろやかな味わいにする
- はちみつやレモンを少量加えて、風味を変える(はちみつは1歳未満の乳児には与えられませんが、妊娠中の大人が口にする分には問題ありません)
- 食事の際の飲み物として、和食・洋食どちらの献立にも合わせやすい
味の変化をつけることで、無理なく水分補給の習慣を続けやすくなります。ご自身の好みに合わせて、いろいろな飲み方を試してみてください。
他の妊娠中に選ばれやすいお茶との比較

妊娠中に選ばれるノンカフェインのお茶には、桑の葉茶のほかにルイボスティーや麦茶、たんぽぽ茶などがあります。それぞれ原料となる植物が異なるため、含まれる成分や風味にも違いがあります。どのお茶が合うかは個人の好みや体質によって異なりますので、いくつか試しながら、無理なく続けられるものを見つけていただくのがよいでしょう。
よくある質問

Q. つわりがひどいときでも飲めますか?
A. つわりの時期は、口にできるものが日によって変わりやすい時期です。桑の葉茶に限らず、無理に飲もうとせず、そのときに口にできるもので水分補給を心がけてください。つわりの症状について心配な場合は、産婦人科医に相談しましょう。
Q. 妊娠初期・中期・後期で飲み方に違いはありますか?
A. 明確な時期ごとの決まりがあるわけではありませんが、妊娠経過や体調は時期によって変化します。継続して取り入れる場合も、その都度の体調と相談しながら量を調整することが大切です。
Q. ノンカフェインと書かれていれば安心ですか?
A. 商品によって表示基準や検査方法が異なる場合があります。心配な場合は、メーカーに直接問い合わせて確認すると、より安心して選ぶことができます。
Q. 桑の葉茶を飲み始めてから体調に変化を感じた場合はどうすればよいですか?
A. お腹の張りやゆるさ、かゆみなどこれまでと違う症状を感じた場合は、桑の葉茶との因果関係がはっきりしない場合でも、念のため飲用を中止し、次の妊婦健診の際や、症状が続くようであれば早めに産婦人科に相談してください。自己判断で様子を見続けることは避けましょう。
Q. 里帰り出産や旅行中でも同じように飲んでよいですか?
A. 環境が変わっても基本的な考え方は同じですが、慣れない土地では体調管理により気を配ることが大切です。普段と違う体調の変化を感じたら、無理をせず飲用を控え、必要に応じて現地の医療機関に相談してください。
まとめ

桑の葉茶は、カフェインを含まないという特徴から、妊娠中の水分補給の選択肢のひとつとして知られています。ただし、これは特定の症状を改善したり予防したりする効果を保証するものではなく、あくまで食品としての一般的な位置づけです。飲む量や体調との相性には個人差がありますので、無理のない範囲で取り入れ、気になることがあれば産婦人科医に相談しながらマタニティライフを過ごしてください。心地よいと感じる飲み物を見つけることは、日々の暮らしの中の小さな楽しみにもつながります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療行為や診断、治療の代替となるものではありません。持病のある方、お薬を服用中の方、体調に不安のある方は、必ず医師にご相談のうえでご判断ください。

この記事を書いた人
古家後健太
<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN



















