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公開日時:2019年3月22日 最終更新日:2019/09/18

【医師監修】吐き戻しが多い新生児の意外な原因と吐き戻し予防策を解説

吐き戻しが多い新生児の意外な原因と吐き戻し予防策を解説

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清水なほみ医師

この記事の監修ドクター

清水なほみ医師

<監修者プロフィール>
2001年広島大学医学部医学科卒業
中国がんセンター産婦人科・ウィミンズウェルネス銀座クリニック・虎の門病院産婦人科を経て、2010年9月「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業
日本産科婦人科学会専門医/日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー
所属学会:日本産婦人科学会・日本性感染症学会・日本思春期学会・日本不妊カウンセリング学会
▼ポートサイド女性総合クリニック
http://www.vivalita.com/
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授乳後に新生児の赤ちゃんがミルクや母乳を吐くことは珍しいことではありません。

とはいえ、授乳する度に毎回吐き戻しをされると、ママも対応が大変ですし何か病気があるのでは?と心配になってきます。

消化器管が未発達の赤ちゃんに吐き戻しはつきものですが、意外と飲み過ぎが原因の場合もあるので対策法などを知っておきましょう。

新生児の赤ちゃんがミルクを吐く原因

新生児の赤ちゃんがミルクを吐く原因
新生児がミルクを吐くのはよくあることですが、今一度複数の原因について確認しておきましょう。

食道と胃の接合部分がゆるい

産まれたばかりの赤ちゃんの胃は大人と違ってカーブを描いておらず「とっくり」のような真っすぐな形をしています。

また胃の入り口の筋肉が発達していないため、内容物が逆流しやすい構造になっています。

げっぷをした時に一緒にミルクが出てくることもよくあり、「溢乳(いつ乳)」と呼ばれています。

授乳時に空気を飲み込みやすい

産まれたての赤ちゃんは授乳に慣れておらず、ミルクやおっぱいと一緒に空気を飲み込みやすいです。

特におっぱいの場合はママもまだ赤ちゃんに母乳を与えることに慣れていないため、おっぱいと口を密着させることが難しく空気が入る場合があります。

満腹中枢が未発達による飲みすぎ

赤ちゃんはまだ満腹感を感じる器官が未発達なため、ミルクを飲み過ぎてしまいがちです。

飲み過ぎると当然げっぷなどで吐いてしまいますが、吐くと吐いた分を補おうとまた授乳してしまうママも少なくありません。

赤ちゃんは言葉を発せないので、満腹でも指を吸ったり口をパクパクとさせることがあり、ママが勘違いしてしまうケースもあるようです。

おっぱいの出が良い場合は飲み過ぎについても考えてみましょう。

病気がどうか見分ける方法はあるの?

病気かどうか見分ける方法はある?
ミルクや母乳を吐くのはよくあることなので心配はいらないのですが、まれに消化器管の病気が原因で吐くことがあります。

  • ロタウイルス
  • 胃腸炎
  • 肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)

新生児はママから免疫をもらっているため、この時期に胃腸炎になることは珍しいですが、肥厚性幽門狭窄症は先天性の場合があります。

肥厚性幽門狭窄症とは胃から腸に繋がる幽門という部分の筋肉が分厚くなることで、ミルクの通り道の内側が狭くなってしまう病気です。
原因ははっきりと解明しておらず、1000人に1人の割合で生後3か月頃までの赤ちゃんがかかるといわれる病気です。

症状は毎回の授乳後にミルクを吐くのですが、勢いが良く、時には数メートルほど飛ぶ勢いで吐くので、いつ乳との見分けがつくはずです。
他にもこのような症状があります。

  • 体重が増えない
  • 元気がなくなる
  • 脱水症状を起こす

上記のような症状がある場合は幽門狭窄症の可能性があるので、急いで医師の指示を仰ぎましょう。

吐き戻しの予防策について

新生児の吐き戻しの予防策について
赤ちゃんの胃は大人と違い真っすぐなため、消化器官が発達するまでは見守るしかありません。

ただしミルクの飲みすぎや、一度にたくさんのミルクを飲みすぎないようにするための予防策を考えることはできます。

授乳時間を空け、飲ませすぎないこと

ミルクは目安量も決まっており、飲んだ量が分かるためリズムがつけやすいでしょう。

一方、母乳は飲んだ量が分からず、授乳してもすぐにぐずるとまだ足りないのかとおっぱいをあげがちです。

産院では回数は関係なくあげて良いと教わるかもしれませんが、母乳の出が良く飲めているなら授乳時間を2時間か3時間しっかりあけてみましょう。
それで体重の増え方が問題ない場合は母乳の量は足りていると思われます。

出の良いおっぱいは少し絞ってから飲ませる

一度にたくさんの母乳を一気に飲むことで吐き戻しをしている場合もあります。
そのため母乳の出が良い場合は前絞りを行って、一度にたくさんのミルクが出ないようにしてみましょう。

哺乳瓶の穴は小さめを選ぶ

ミルクの哺乳瓶は穴の大きさの種類がたくさんあります。

ミルクを数分で一気に飲んでしまうような場合は穴が大きい可能性もあります。
授乳時間は大体10分くらいが目安ですので、ミルク育児の場合も吐き戻し予防のために穴の小さな乳首に変えてみましょう。

吐いた時の対処法を確認しておくこと

新生児が吐いた時の対処法について
病気の可能性が低く、ミルクを吐いてしまった時にママがしてあげたい対処法について解説します。

口の中にミルクが残っているか確認する

一旦胃の中に入った内容物が出てくると、口の中が気持ち悪くなります。

赤ちゃんが不快にならないよう、口の中や周りについたミルクをきちんと拭き取ってあげましょう。

洋服を変えてあげる

吐いたすぐはあまり気にならなくても、時間が経つと酸っぱい臭いになります。

特に首回りにつくことが多いため、スタイや洋服を変えてあげましょう。
しっかりと洗濯しないとすぐにカビが生えるので、できるだけ早めに洗うことをおすすめします。

しっかりげっぷをさせる

授乳後はきちんとげっぷをさせることで、吐き戻しを防ぐのに役立ちます。

げっぷは赤ちゃんによっては中々出にくい体質の子もいますが、授乳後すぐに横にせず、5分くらいは縦に抱っこした状態でげっぷが出るのを待ったほうがよいでしょう。
中々でない時は横向きに寝かせ、吐き戻しにすぐ対処できるよう少し様子を見ておきましょう。

授乳後は体勢を変えず頭の位置を高くする

授乳後はすぐに体勢を変えたり、抱っこして大きく揺さぶってあやしたりするのは避けましょう。

枕やバウンサーなどで頭の位置を高くし、傾斜を作ってあげると吐きにくいかもしれませんね。

[関連記事]
新生児のげっぷのコツ

まとめ

新生児の吐き戻しについてのまとめ
そもそも赤ちゃんは消化器官が未発達なので、ミルクや母乳を吐きやすいという特徴があります。

それ以外にも体質によってげっぷが出にくい赤ちゃんもいます。

月齢が高くなっていけば吐き戻しの多い赤ちゃんも、徐々に吐かなくなってくるでしょう。
機嫌もよく、体重も増えているのであればあまり神経質に悩む必要はありません。

ただしミルクを吐くと服が汚れたり赤ちゃんが不快になるので吐いた時の対策はきちんとしてあげたいですね。

またあまり心配はいりませんが、病気が原因で吐く場合は小児科で対応をしてもらいましょう。
消化器官や満腹中枢が発達し、げっぷや授乳も上手になっていくまでは赤ちゃんのペースで見守りましょう。

古家後健太

この記事を書いた人

古家後健太

<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN

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