公開日時:2026年8月21日 最終更新日:2026/08/07
赤ちゃんとの車移動|休憩のタイミングと車内で気をつけたいこと

赤ちゃんが生まれると、実家への帰省や健診への通院、お出かけなど、車での移動機会が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。電車やバスとは違い、自分のペースで移動できる車は便利な一方、休憩のタイミングや車内での過ごし方に悩む方も少なくありません。
今回は、赤ちゃんとの車移動で気をつけたいポイントと、休憩の目安についてご紹介します。
チャイルドシートは必ず使用しよう

赤ちゃんと車で移動する際、チャイルドシートの使用は道路交通法で義務付けられています。新生児から使用できるチャイルドシートも多く販売されているため、退院時から自宅に帰るまでの移動でも必ず着用させましょう。
チャイルドシートを選ぶ際は、赤ちゃんの体格に合ったサイズかどうか、正しく車に固定できるかどうかを確認することが大切です。取り付け方法に不安がある場合は、購入した店舗や自動車販売店で装着方法を確認してもらうと安心です。
車移動の休憩タイミングの目安

赤ちゃんとの車移動では、大人だけの移動よりも、こまめな休憩を意識することが大切です。
移動時間の目安
一般的には、1〜2時間に1回程度を目安に休憩を挟むとよいと言われています。赤ちゃんは長時間同じ姿勢でいることが体への負担になりやすいため、こまめに休憩を取り、チャイルドシートから降ろしてあげる時間を作りましょう。
授乳・おむつ替えのタイミングに合わせる
赤ちゃんの授乳やおむつ替えのタイミングに合わせて休憩スポットを決めておくと、移動と赤ちゃんのお世話を両立しやすくなります。サービスエリアや道の駅には、授乳室やおむつ替えスペースが整っている場所も多いため、事前にルート上の施設を調べておくと安心です。
赤ちゃんの様子を見ながら柔軟に対応する
計画していた休憩タイミングよりも早く赤ちゃんがぐずってしまうこともあります。無理にスケジュール通りに進めようとせず、赤ちゃんの様子を見ながら柔軟に休憩を取り入れる姿勢が大切です。
車内で気をつけたいポイント

温度管理
車内は外気温の影響を受けやすく、特に夏場は短時間で高温になることがあります。エアコンの温度設定や風の向きを調整し、赤ちゃんが快適に過ごせる温度を保ちましょう。冬場も、暖房の風が直接赤ちゃんに当たりすぎないよう配慮が必要です。
日差し対策
窓からの直射日光は、赤ちゃんの肌や体温に影響を与えることがあります。サンシェードやカーテンを活用し、赤ちゃんが座る位置に直射日光が当たらないよう工夫しましょう。
車内の換気
長時間の移動では、こまめに窓を開けて換気をすることも大切です。休憩のタイミングで換気をあわせて行うと、車内の空気をリフレッシュしやすくなります。
揺れ・振動への配慮
急発進・急ブレーキは、赤ちゃんの体に大きな負担をかけることがあります。普段よりも余裕を持った運転を心がけ、カーブや段差もゆっくり通過するようにしましょう。
車移動に持っていきたい持ち物

- おむつ、おしり拭き、着替え(多めに)
- 授乳ケープやミルク・哺乳瓶(必要な場合)
- タオルやガーゼ(吐き戻しなどに備えて)
- 保冷剤や飲み物(暑い季節の体温調整に)
- お気に入りのおもちゃや音の鳴るグッズ(ぐずり対策に)
車内には、すぐに取り出せるよう、赤ちゃん用のポーチやバッグをまとめておくと、移動中の対応がスムーズになります。
長距離移動での工夫

実家への帰省など長距離移動が予想される場合は、以下のような工夫も取り入れてみましょう。
- 出発時間を、赤ちゃんの機嫌がよい時間帯やお昼寝のタイミングに合わせる
- 途中の休憩スポットをあらかじめ複数ピックアップしておく
- 運転を交代できる場合は、パートナーと交代しながら無理のないペースで進める
- 赤ちゃんが飽きないよう、車内で楽しめる音楽や絵本を用意しておく
長距離移動になるほど、赤ちゃんへの負担も大きくなります。無理のないスケジュールを立て、疲れが見えたら早めに休憩を取ることを心がけましょう。
車移動に関するよくある質問

新生児でも車移動は大丈夫?
新生児期から車移動をするご家庭は多くありますが、体への負担を考えると、長距離移動は必要最小限にとどめる方が安心とされています。退院時など短距離の移動から始め、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ慣らしていくとよいでしょう。気になる点があれば、健診の際に医師に相談してみてください。
車酔いのような症状はある?
月齢が低いうちは車酔いをすることは少ないと言われていますが、成長とともに、車内で機嫌が悪くなる、吐き戻しをするといった様子が見られることもあります。長時間の移動が続く場合は、こまめな休憩を心がけ、様子がおかしいと感じたら早めに車を停めて確認しましょう。
授乳はどこでする?
車内での授乳は、必ず車を安全な場所に停めてから行いましょう。走行中の授乳は大変危険なため、絶対に避けてください。サービスエリアや道の駅の授乳室、あるいは人目が気にならない駐車スペースなどを活用するとよいでしょう。
きょうだいがいる場合の車移動の工夫

上の子がいるご家庭では、赤ちゃんと上の子、両方のペースに配慮した車移動が必要になります。上の子が飽きないよう、お気に入りのDVDや音楽、絵本などを用意しておくと、車内の時間を楽しく過ごしやすくなります。
休憩のタイミングも、赤ちゃんだけでなく上の子のトイレ休憩なども考慮しながら、余裕を持ったスケジュールを組んでおくとよいでしょう。上の子に「そろそろ休憩しようね」と声をかけることで、家族みんなで移動のペースを共有しやすくなります。
車内の安全対策もあわせて確認しよう

赤ちゃんとの車移動では、チャイルドシートの使用に加えて、車内全体の安全対策も見直しておきましょう。
- 小さな物やおもちゃが座席の下に転がらないよう整理しておく
- ドアロックのチャイルドロック機能を活用する
- 窓の開閉を赤ちゃんが自分で操作できないよう、操作パネルにロックをかける
これらの対策は、赤ちゃんが成長し、車内で動き回るようになった際にも役立ちます。早いうちから習慣づけておくと安心です。
出発前のチェックリスト

出発前に、以下の点を確認しておくと、当日慌てずに移動を始めることができます。
- チャイルドシートが正しく装着されているか
- 必要な持ち物がすべて揃っているか
- ガソリンの残量や、休憩予定のサービスエリアの位置
- 天候や道路状況の事前確認
事前の準備をしっかり行うことで、移動中に赤ちゃんのお世話に集中しやすくなります。
忘れ物を防ぐための工夫

車移動は荷物を多く積み込めるという安心感から、逆に忘れ物に気づきにくいという側面もあります。
よく使うグッズをリスト化しておき、出発前にチェックする習慣をつけると、忘れ物を防ぎやすくなります。
特に、母子健康手帳や保険証など、緊急時に必要になるものは、専用のポーチにまとめておくと管理しやすくなるでしょう。
車移動中の気分転換アイデア

長時間の車移動では、赤ちゃんも大人も気分転換が必要になることがあります。
休憩スポットで少し散歩をしたり、外の空気を吸わせてあげたりすることで、赤ちゃんの機嫌が回復することもあります。
車内では、赤ちゃんが安心できる音楽をかけたり、いつも使っているタオルやぬいぐるみを持たせたりすることも、気分転換の工夫のひとつです。
レンタカー利用時に確認しておきたいこと

レンタカーで帰省や旅行をする場合、チャイルドシートの貸し出しサービスを利用できることがあります。
台数に限りがあることも多いため、早めの予約と、貸し出しされるチャイルドシートの対応月齢・体重を確認しておくことをおすすめします。
可能であれば、普段使い慣れているチャイルドシートを持参するほうが、赤ちゃんも安心して座りやすい場合があります。
助手席・後部座席、どちらにチャイルドシートを設置する?

チャイルドシートの設置位置について、法律上の明確な指定はありませんが、多くの場合、後部座席への設置が推奨されています。
助手席への設置は、エアバッグ作動時のリスクなどが指摘されることもあるため、車両の取扱説明書やチャイルドシートの説明書をよく確認し、安全な位置に設置しましょう。
運転席から赤ちゃんの様子が見えにくいと感じる場合は、車内用のベビーミラーを活用する方法もあります。
兄弟姉妹を含めた座席配置の考え方

きょうだいがいるご家庭では、上の子と赤ちゃんの座席配置にも工夫が必要です。
上の子が赤ちゃんの様子を見守れる位置にすることで、移動中の安心感が高まることもあります。
反対に、赤ちゃんが上の子のいたずらで気が散ってしまう場合は、あえて距離を取った配置にするなど、家族の様子を見ながら調整してみましょう。
渋滞に巻き込まれたときの対応

長距離移動では、思わぬ渋滞に巻き込まれることもあります。
赤ちゃんが泣き出してしまった場合でも、走行中は安全のためチャイルドシートから降ろすことはできません。
日頃から車内で楽しめるお気に入りのグッズを用意しておく、あやし方のレパートリーを増やしておくなど、渋滞時にも対応できる工夫を考えておくと安心です。
可能であれば、渋滞情報アプリなどで事前にルートを確認し、混雑を避ける工夫もしておきましょう。
まとめ

赤ちゃんとの車移動は、チャイルドシートの正しい使用を前提に、こまめな休憩と車内の温度・日差し管理を意識することが大切です。
1〜2時間に1回程度の休憩を目安にしながら、赤ちゃんの様子を見て柔軟にスケジュールを調整しましょう。
持ち物をしっかり準備し、無理のないペースで移動することで、赤ちゃんにとってもパパ・ママにとっても負担の少ないお出かけにすることができます。
移動そのものを楽しむ気持ちを持ちながら、赤ちゃんとのドライブの時間を大切にしてみてください。
渋滞時こそ、大人が落ち着いた気持ちで対応することが、赤ちゃんの安心にもつながります。
提供:株式会社SANSHIN















