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公開日時:2026年8月12日 最終更新日:2026/08/05

赤ちゃんの喃語はいつから始まる?月齢別の変化と関わり方のポイント

赤ちゃんの喃語はいつから始まる?月齢別の変化と関わり方のポイント

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「あーうー」「ばぶばぶ」「まんまんま」――赤ちゃんが発する意味を持たないような声を「喃語(なんご)」と呼びます。初めて我が子の喃語を聞いたとき、「言葉を話す準備が始まったのかな」とうれしくなった方も多いのではないでしょうか。

喃語は、赤ちゃんが言葉を獲得していく過程で欠かせないステップのひとつです。今回は、喃語が始まる時期の目安や、月齢に応じた変化、家庭でできる関わり方のポイントについてご紹介します。

喃語(なんご)とは

喃語(なんご)とは
喃語(なんご)とは、意味のある単語ではないものの、赤ちゃんが発する声や音の連なりのことを指します。「あー」「うー」といった単純な発声から始まり、成長とともに「ばぶばぶ」「だだだ」のように子音と母音を組み合わせた音を発するようになっていきます。

喃語は、赤ちゃんが将来言葉を話すための土台となる、口や舌、声帯の動かし方を練習している段階と考えられています。意味を伴わない声であっても、赤ちゃんにとっては大切なコミュニケーションの一歩なのです。

喃語が始まる時期の目安

喃語が始まる時期の目安
喃語の発達には個人差がありますが、一般的な目安は以下のように言われています。

  • 生後2〜3ヶ月頃:「あー」「うー」といった、母音を中心としたクーイングと呼ばれる声を出し始めます
  • 生後5〜6ヶ月頃:「ばぶばぶ」「だだだ」など、子音と母音を組み合わせた喃語が増えてきます
  • 生後7〜9ヶ月頃:「まんまんま」「ばいばい」など、同じ音を繰り返す喃語(反復喃語)がさかんになります
  • 生後10ヶ月〜1歳頃:抑揚をつけた喃語が増え、まるで会話をしているような発声(ジャルゴン)が見られることもあります

これらの時期はあくまで目安であり、赤ちゃんによって発達のペースはさまざまです。月齢通りに進まないからといって、過度に心配する必要はありません。

喃語からどのように言葉に変化していく?

喃語からどのように言葉に変化していく?
喃語は、赤ちゃんが言葉を習得していく過程で、段階的に変化していきます。

  • 1. クーイング(生後2〜3ヶ月頃):機嫌のよいときに「あー」「うー」といった声を出す
  • 2. 喃語(生後5ヶ月頃〜):子音と母音を組み合わせた声を出すようになる
  • 3. 反復喃語(生後7ヶ月頃〜):「まんまんま」のように同じ音を繰り返すようになる
  • 4. 初語(1歳前後):「まんま」「わんわん」など、意味を持った単語を話し始める

すべての赤ちゃんがこの通りの順番で発達するわけではありませんが、大まかな流れとして知っておくと、日々の成長を見守る際の目安になるでしょう。

喃語が持つ意味・役割

喃語が持つ意味・役割
喃語には、いくつかの大切な役割があると考えられています。

発声器官の発達を促す

喃語を繰り返すことで、口や舌、声帯の使い方を練習し、将来的に言葉を発するための土台がつくられていきます。

コミュニケーションの練習になる

喃語を発したときに周囲が反応を返してくれることで、赤ちゃんは「声を出すと相手が応えてくれる」という、コミュニケーションの基本的なやり取りを学んでいきます。

感情表現の手段になる

喜んでいるとき、機嫌が悪いとき、何かを訴えたいときなど、喃語のトーンや強さによって、赤ちゃんなりの感情表現がなされていることもあります。

喃語が盛んな時期の関わり方のポイント

喃語が盛んな時期の関わり方のポイント

赤ちゃんの声に反応してあげる

赤ちゃんが喃語を発したとき、「そうなの」「うれしいね」など、笑顔で応えてあげましょう。反応を返してもらえることで、赤ちゃんは「声を出すと楽しいことが起こる」と感じ、発声への意欲が育まれていきます。

たくさん話しかける

家事をしながらでも、「今からおむつ替えするね」「お散歩に行こうね」など、日常の中でたくさん話しかけることを意識してみましょう。赤ちゃんは大人の言葉を直接理解できなくても、声のトーンや表情から多くの情報を受け取っていると言われています。

絵本の読み聞かせを取り入れる

絵本の読み聞かせは、赤ちゃんがさまざまな音やリズムに触れるよい機会になります。月齢に合わせた、擬音語やリズムの楽しい絵本を選んでみるのもおすすめです。

赤ちゃんの喃語をまねしてみる

赤ちゃんが「あーうー」と声を出したら、同じように「あーうー」とまねして返してあげるのも楽しい関わり方のひとつです。まねをしてもらうことで、赤ちゃんは自分の声が相手に届いていることを実感しやすくなります。

喃語の発達に関するよくある疑問

喃語の発達に関するよくある疑問

喃語がなかなか出てこない場合は心配すべき?

発達のペースには個人差が大きいため、月齢の目安通りに喃語が出てこないからといって、すぐに心配する必要はありません。ただし、月齢に応じた発達の様子は乳幼児健診でも確認される項目のひとつです。気になることがあれば、健診の際に医師や保健師に相談してみましょう。

テレビや動画を見せると言葉の発達に影響がある?

言葉の発達には、一方的に映像を見るだけでなく、双方向のやり取り(話しかけに対して反応が返ってくる経験)が大切だと言われています。テレビや動画を完全に避ける必要はありませんが、家族との会話や触れ合いの時間もバランスよく持てるとよいでしょう。

兄弟がいる場合、言葉の発達に違いはある?

上の子がいる家庭では、上の子の言葉を聞く機会が多いことから、喃語や言葉の発達が早まるように感じられることもあります。一方で、必ずしも兄弟の有無だけで発達のスピードが決まるわけではなく、あくまで個人差の範囲内と捉えるとよいでしょう。

記録に残しておくのもおすすめ

記録に残しておくのもおすすめ
赤ちゃんが発する喃語は、月齢によって少しずつ変化していく、今しか聞けない貴重な声でもあります。スマートフォンの動画やボイスメモで記録しておくと、後から聞き返したときに、成長の様子を懐かしく振り返ることができます。育児日記に「こんな声を出すようになった」とメモしておくのもよい記念になるでしょう。

喃語と一緒に見られる赤ちゃんの成長サイン

喃語と一緒に見られる赤ちゃんの成長サイン
喃語が盛んになる時期は、他の面でもさまざまな成長が見られることが多いようです。例えば、周囲の音に対する反応が豊かになったり、名前を呼ばれると振り向くようになったり、身振り手振りで気持ちを伝えようとする様子が見られたりすることもあります。

喃語だけに注目するのではなく、赤ちゃんの表情や仕草、体の動きなど、さまざまな面での成長を総合的に見守っていくことで、日々の変化をより豊かに感じられるでしょう。

兄弟姉妹や周囲の子どもとの関わりが与える影響

兄弟姉妹や周囲の子どもとの関わりが与える影響
上の子や、保育園などで同年代の子どもと関わる機会が多い赤ちゃんは、周囲の話し声や喃語を耳にする機会も自然と増えていきます。こうした環境が、赤ちゃん自身の発声への興味や意欲を後押しすることもあると言われています。

一人っ子で周囲に同年代の子が少ない場合でも、心配する必要はありません。パパやママとの会話や触れ合いを通じて、赤ちゃんは十分に言葉の土台を育んでいくことができます。

喃語期に気をつけたい「話しかけすぎ」への配慮

喃語期に気をつけたい「話しかけすぎ」への配慮
赤ちゃんへの話しかけは大切ですが、常に大人が一方的に話し続けるのではなく、赤ちゃんが声を出すタイミングを待ち、「会話のキャッチボール」のようなやり取りを意識することもポイントのひとつです。

赤ちゃんが喃語を発したら少し間を置いて反応を待ち、赤ちゃんなりの「返事」が返ってきたら、それに応えてあげる。このような双方向のやり取りを繰り返すことで、赤ちゃんはコミュニケーションの基本的なリズムを自然と身につけていくことができます。

喃語期を楽しむ気持ちを大切に

喃語期を楽しむ気持ちを大切に
喃語が盛んな時期は、赤ちゃんとのコミュニケーションがどんどん豊かになっていく、とても楽しい時期でもあります。「今日はこんな声を出したよ」と家族で共有したり、赤ちゃんの声のバリエーションを楽しんだりしながら、この時期ならではのやり取りを味わってみてください。

言葉の発達には個人差があることを念頭に置きつつ、赤ちゃんとの日々のコミュニケーションそのものを楽しむ気持ちが、結果として赤ちゃんの言葉の発達を後押しすることにもつながるでしょう。

家族みんなで見守る言葉の成長

家族みんなで見守る言葉の成長
赤ちゃんの言葉の発達は、パパやママだけでなく、祖父母やきょうだいなど、周囲の家族みんなで見守り、関わっていくことでより豊かに育っていきます。それぞれの家族が赤ちゃんに話しかけたり、喃語に反応したりすることで、赤ちゃんはさまざまな声のトーンやリズムに触れる機会を得ることができます。

「今日はこんな喃語を話してくれた」という日々の小さな変化を、家族で共有しながら見守っていけるとよいですね。

喃語期におすすめの遊び

喃語期におすすめの遊び
喃語が盛んな時期には、声や音を使った遊びを取り入れることで、発声への興味をさらに引き出すことができます。

  • 手遊び歌:リズムに合わせて手を動かしながら歌う手遊びは、赤ちゃんの発声を促すきっかけになります
  • 音の出るおもちゃ:ガラガラや鈴など、音の変化を楽しめるおもちゃは、赤ちゃんの聴覚や発声への興味を育みます
  • 鏡遊び:鏡に映った自分の顔や口の動きを見ることで、発声への興味が高まる赤ちゃんもいます

日々の遊びの中に、こうした声や音に触れる機会を自然に取り入れてみるとよいでしょう。

喃語の記録を育児日記につけてみよう

喃語の記録を育児日記につけてみよう
「いつ頃からどんな喃語を発するようになったか」を簡単にメモしておくと、後から見返したときに、赤ちゃんの成長の軌跡を振り返る楽しみにもなります。母子健康手帳の自由記述欄や、育児日記アプリなどを活用して、気軽に記録を残してみるのもおすすめです。

まとめ

赤ちゃんの喃語についてのまとめ
喃語は、赤ちゃんが言葉を獲得していく過程で欠かせない、大切な発達のステップです。始まる時期や変化のスピードには個人差があるため、月齢通りに進まなくても心配しすぎる必要はありません。

赤ちゃんの声にたくさん反応し、話しかける時間を大切にすることで、赤ちゃん自身もコミュニケーションの楽しさを感じながら、言葉の世界を広げていくことができるでしょう。気になる様子がある場合は、乳幼児健診の機会を活用して専門家に相談してみてください。

提供:株式会社SANSHIN

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