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公開日時:2026年8月6日 最終更新日:2026/08/04

里帰り出産と自宅近くでの出産、それぞれのメリット・デメリット

里帰り出産と自宅近くでの出産、それぞれのメリット・デメリット

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出産をどこで迎えるかは、妊娠が分かった後に考えておきたい大切なテーマのひとつです。実家に戻って出産する「里帰り出産」を選ぶ方もいれば、住み慣れた自宅の近くで出産する方もいます。

どちらが正解ということはなく、それぞれのご家庭の事情やライフスタイルによって向き不向きがあります。今回は、里帰り出産と自宅近くでの出産、それぞれのメリット・デメリットを整理してご紹介します。

里帰り出産とは

里帰り出産とは
里帰り出産とは、妊娠後期に実家などに戻り、出産・産後しばらくの期間を実家で過ごすスタイルのことです。日本では古くから行われてきた出産方法のひとつで、現在でも多くの方が選択しています。

里帰り出産のメリット

里帰り出産のメリット

家族のサポートを受けやすい

実家に戻ることで、両親などから日常的なサポートを受けられるのは大きな安心材料です。産後は体を休めることが大切な時期ですが、慣れない育児と家事を同時にこなすのは想像以上に大変です。家族に食事の準備や家事を手伝ってもらえると、体の回復に専念しやすくなります。

慣れた土地・慣れた医師に相談しやすい

実家の近くで生まれ育った方であれば、土地勘があり、地域の情報も把握しやすいというメリットがあります。また、実家の近くのかかりつけ医がいる場合、妊娠初期から相談しやすいという安心感もあります。

気持ちの面で安心しやすい

慣れ親しんだ実家で過ごすことで、精神的にリラックスしやすいと感じる方も多いようです。特に初めての出産では不安なことも多いため、身近に頼れる存在がいることは心強いものです。

里帰り出産のデメリット

里帰り出産のデメリット

パートナーと離れて過ごす期間が長くなる

里帰り出産の場合、出産予定日の1〜2ヶ月前から産後1〜2ヶ月程度まで、実家で過ごすことが一般的です。その間、パートナーとは離れて生活することになり、出産の瞬間に立ち会ってもらえない可能性もあります。

転院の手続きが必要になる

里帰り先で出産する場合、妊娠中期頃までに実家近くの産院に転院する必要があります。転院先の産院を探したり、紹介状を準備したりする手間がかかる点も考慮しておきたいポイントです。地域や産院によっては、里帰り出産の受け入れを制限している場合もあるため、早めに情報を集めておくと安心です。

パパが育児に関わるタイミングが遅れることも

赤ちゃんが生まれてすぐの時期にパパが育児に関わる機会が少なくなる可能性があります。自宅に戻ってから改めて育児に慣れていく形になるため、夫婦での育児分担に時間がかかることもあるかもしれません。

自宅近くでの出産とは

自宅近くでの出産とは
一方、里帰りをせず、住み慣れた自宅近くの産院で出産するスタイルを選ぶ方も増えています。

自宅近くでの出産のメリット

自宅近くでの出産のメリット

パパが出産に立ち会いやすい

自宅近くで出産する場合、パートナーが出産に立ち会いやすく、産後すぐの時期から一緒に育児に関わることができます。里帰りをしないことで、夫婦で協力しながら育児のスタートを切りやすいというメリットがあります。

転院の手間がかからない

妊娠初期から同じ産院に通い続けられるため、転院の手続きや新しい産院探しの手間がかかりません。医師や助産師との関係性も継続して築いていけるという安心感もあります。

産後の生活環境がそのまま続く

住み慣れた自宅で産後を過ごすことで、生活のリズムを大きく変えずに済むというメリットもあります。慣れた環境で赤ちゃんとの生活をスタートできる点は、人によっては大きな安心材料になるでしょう。

自宅近くでの出産のデメリット

自宅近くでの出産のデメリット

家事・育児の負担が大きくなりやすい

里帰りをしない場合、産後の体がまだ回復しきっていない時期から、家事や上の子のお世話をこなす必要が出てくることがあります。パートナーの協力が得られるかどうかで、負担の大きさは大きく変わってきます。

頼れる人が近くにいない場合、孤独を感じやすい

実家が遠方の場合、気軽に手伝いに来てもらうことが難しく、育児の悩みを身近な人にすぐ相談しづらい状況になることもあります。産後は心身ともに不安定になりやすい時期でもあるため、頼れる人が近くにいないことへの不安を感じる方も少なくありません。

どちらを選ぶか迷ったときに考えたいポイント

どちらを選ぶか迷ったときに考えたいポイント
里帰り出産と自宅近くでの出産、どちらにもメリット・デメリットがあります。以下のような点を家族で話し合いながら、ご家庭に合った選択をしてみてください。

  • パートナーの仕事の状況(休みを取りやすいかどうか)
  • 実家との距離、両親のサポートを受けられる状況かどうか
  • 上の子がいる場合、転園や転校の必要があるかどうか
  • 産後、家事や育児をどのように分担していきたいか
  • 自分自身がどちらの環境でよりリラックスして過ごせそうか

また、里帰り出産と自宅近くでの出産の「中間」として、産後1〜2週間だけ実家のサポートを受け、その後は自宅に戻るという方法を選ぶ方もいます。完全にどちらか一方に決めるのではなく、部分的に組み合わせる方法も検討してみるとよいでしょう。

早めに情報収集・相談をしておくことが大切

早めに情報収集・相談をしておくことが大切
どちらの出産スタイルを選ぶ場合でも、早めの情報収集がポイントになります。里帰り出産を検討している場合は、転院先の産院がいつ頃までに受け入れ手続きを必要としているか、早い段階でかかりつけの産院に相談しておきましょう。

自宅近くでの出産を選ぶ場合も、産後にどのようなサポートを受けられるか(家事代行サービス、地域の産後ケア事業など)を事前に調べておくと、いざというときに慌てずに済みます。

里帰り出産を選ぶ場合の手続きの流れ

里帰り出産を選ぶ場合の手続きの流れ
里帰り出産を選ぶ場合、以下のような手続きが必要になることが一般的です。早めにスケジュールを把握しておくと、直前になって慌てずに済みます。

  • 1. 里帰り先の産院を探す:妊娠が分かった段階、あるいは妊娠中期に入るまでに候補を探しておくと安心です
  • 2. かかりつけの産院に紹介状を依頼する:これまでの妊娠経過を伝えるための重要な書類です。転院の1〜2ヶ月前を目安に相談しておきましょう
  • 3. 里帰り先の産院で健診を受ける:紹介状を持参し、転院後の健診をスタートします
  • 4. 出産・入院:里帰り先の産院で出産し、産後しばらくの期間を実家で過ごします
  • 5. 自宅に戻り、自宅近くの小児科・自治体窓口へ手続きを行う:出生届や乳幼児健診などの手続きが必要になります

産院によっては、里帰り出産の受け入れ人数に制限を設けている場合もあります。特に人気の産院では早い段階で予約が埋まってしまうこともあるため、里帰り出産を検討している場合は、できるだけ早めに情報収集を始めることをおすすめします。

里帰りするタイミングの目安

里帰りするタイミングの目安
里帰り出産をする場合、実家に戻るタイミングは妊娠34週前後を目安にする方が多いようです。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、体調やお仕事の状況、里帰り先までの距離によっても変わってきます。

飛行機や新幹線など長距離の移動を伴う場合は、医師に相談のうえ、できるだけ体への負担が少ない時期を選ぶようにしましょう。移動中に体調が急変する可能性も考慮し、母子健康手帳や健康保険証は必ず携帯しておくことが大切です。

費用面での違いも意識しておこう

費用面での違いも意識しておこう
里帰り出産と自宅近くでの出産では、費用面でも違いが生じることがあります。

  • 里帰り出産の場合、実家までの交通費(本人分に加え、パートナーが面会に訪れる際の交通費なども)がかかることがあります
  • 転院先の産院によっては、紹介状の発行費用や、分娩費用の体系が異なる場合があります
  • 自宅近くで出産する場合は、産後の家事代行サービスやベビーシッターなど、外部サポートの利用費用がかかることも考えられます

出産にかかる費用は自治体からの給付金や助成制度によってサポートされる部分もあります。詳しくは、お住まいの自治体の窓口や、加入している健康保険組合に確認してみましょう。

産後、実家からいつ自宅に戻る?

産後、実家からいつ自宅に戻る?
里帰り出産をした場合、産後どのくらいの期間実家に滞在するかも考えておきたいポイントです。一般的には、産後1ヶ月健診を終えてから自宅に戻る方が多いとされていますが、これも家庭の状況によってさまざまです。

早めに自宅に戻ることで、パパと一緒に育児をスタートする時期を早められるというメリットがある一方、産後の体がまだ十分に回復していない時期に一人で育児を始めることへの不安もあるかもしれません。パートナーとよく相談しながら、無理のないタイミングを見極めていきましょう。

里帰り出産・自宅近くでの出産、どちらでも大切にしたいこと

里帰り出産・自宅近くでの出産、どちらでも大切にしたいこと
出産のスタイルにかかわらず、大切なのは「自分自身が安心して過ごせる環境を選ぶこと」です。周囲の意見や一般的なイメージだけで決めるのではなく、自分たちの状況や気持ちに正直に向き合いながら、家族で納得できる選択をしていきましょう。

どちらの出産スタイルを選んだとしても、産後は誰にとっても慣れないことの連続です。困ったときには一人で抱え込まず、産院の助産師や自治体の子育て相談窓口など、頼れる存在を頼ることも忘れないでください。

実家のサポートが受けられない場合の選択肢

実家のサポートが受けられない場合の選択肢
「里帰りしたいけれど、両親が高齢で頼りづらい」「実家が遠方で現実的に難しい」というご家庭もあるでしょう。そうした場合は、自治体の産後ケア事業や、家事代行・ベビーシッターサービスなど、外部のサポートを組み合わせることで、里帰りをしない選択もより安心して進めやすくなります。

産後ケア事業では、助産師などの専門スタッフに宿泊や日帰りでサポートを受けられる自治体もあります。お住まいの地域にどのようなサービスがあるか、妊娠中のうちに調べておくと、選択肢の幅が広がります。

まとめ

里帰り出産と自宅近く出産についてのまとめ
里帰り出産と自宅近くでの出産には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。どちらが良い・悪いということではなく、ご家族の状況やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

パートナーとよく話し合い、実家のサポート状況や産院の受け入れ体制なども踏まえながら、無理のない出産・産後の過ごし方を早めに検討しておきましょう。

提供:株式会社SANSHIN

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