公開日時:2015年7月27日 最終更新日:2019/09/18

肌構造を知って正しいスキンケアを行いましょう!

LINEで送る
Pocket

スキンケアはお肌を健やかな状態に保つうえで欠かせませんが、正しいスキンケアをしなければ、効果的でないばかりか、お肌に悪影響を及ぼすこともあります。

正しいスキンケアをするにあたって、お肌がどのような構造になっており、スキンケアはお肌のどの部分をケアするものなのか知っておきましょう。

お肌って一体何でしょう?

お肌って一体何?

まず最初に気になっている方もいらっしゃると思いますので「」と「皮膚」についてご紹介します。

厳密にいうと異なる意味を持つ場合もありますが、
基本的にスキンケアにおいては違いはなく、肌と皮膚は同じ意味です。

誰の体にも存在する「肌」は、雑菌や紫外線などの外的刺激や感染症から身体を守るバリア機能や、汗や皮脂の分泌によって老廃物を排出する機能、体温調節などを担う、人の体の表面を包む大事な臓器となっています。

肌がなければ、体内の水分を維持できず、全て外部へと失われてしまいます。

肌の構造や仕組みについて

肌の構造や仕組み

お肌は、表皮(ひょうひ)真皮(しんぴ)皮下組織(ひかそしき)の3つの層で構成されており、それぞれがお肌の健康を守るために大きな役割を担っています。

表皮の役割とは?

表皮の役割とは?

身体の部位によって肌の厚みは変わってくるのですが、肌の最前面に存在する表皮は、平均でわずか約0.2mmの厚さとなっています。

表皮はさらに表面から順に、角質層(かくしつそう)又は角層(かくそう)顆粒層(かりゅうそう)有棘層(ゆうきょくそう)基底層(きていそう)の4つの層で構成されています。

角質層(角層)

皮膚の最も外側にある角質層はなんと約0.02mmという薄さしかありません。
サランラップの厚みが約0.01mmということを考えるとどれだけの薄さかお分かりいただけると思います。

体の部位によって異なりますが、角質層自体も平均で約20ほどの層で成っています。
角質層には角質細胞があり、角質細胞同士の隙間を細胞間脂質が埋めています。

角質細胞はケラチン線維と天然保湿因子(NMF)で構成されており、天然保湿因子はアミノ酸・ミネラル・乳酸・PCA・尿素などで構成されています。

天然保湿因子は保水作用があり、角質層内の潤いを逃さないようにキープします。

細胞間脂質の主な構成成分はセラミドやコレステロールです。
細胞間脂質は角質細胞から潤いが外に逃げないように取り囲んでいます。

角質層は外からの刺激や物質の侵入を防ぎ、また体内の潤いを外に逃がさない働きがあるため、お肌のバリア機能において非常に重要な役割を果たしています。

顆粒層

角質層と有棘層の間にある約3層から成る層です。ケラトヒアリン顆粒層板顆粒によって構成されています。

有棘層

顆粒層と基底層の間にある約10層から成る層で表皮を構成する4つの層の中で最も厚い層となります。

外部からの物質の侵入などに反応するランゲルハンス細胞が存在します。

下層では多角形の形をしていますが、上層になると平べったい形となります。

有棘層内では隣接する細胞は棘(とげ)のようなデスモソーム(接着斑)による細胞間橋によって接合されています。

基底層

表皮の最下層に位置し、基底細胞による1層から成っています。

基底細胞内にはメラノサイトと呼ばれる紫外線から守るためにメラニン色素を作り出す細胞が存在しています。

底にある基底膜が真皮と接合しており、真皮内の毛細血管から栄養を受け取り、細胞分裂を行います。

表皮の細胞は常に新陳代謝をしており、約28日間周期で生まれ変わっていきます(ターンオーバー)。ターンオーバーは基底層からスタートします。

基底層で作られた細胞が有棘層、顆粒層を経て、角質層へと上がっていき、最後不要な垢となって剥がれ落ちるというのがターンオーバーの流れとなります。

肌の深層部にある真皮とは?

肌の深層部にある真皮とは?

表皮よりも深いところにある真皮は約2mmの厚みがあり、コラーゲンエラスチンヒアルロン酸など肌の弾力や柔軟性を保つ役割を果たしています。

その他にも、線維芽細胞や毛細血管、汗腺や皮脂腺、リンパ管などが存在します。

真皮内のコラーゲン線維やエラスチンは弾力をもたらし、若々しさに繋がるハリを与えてくれる存在ですが、紫外線や加齢とともにその量が減少していき、次第に肌に「たるみ」が生じて、シワやほうれい線の原因ともなります。

基本的に化粧品によるスキンケアでは真皮をケアすることは難しく、表皮のようにターンオーバーによって生まれ変わるということもありませんので、一度真皮に付いた傷は元通りになりません。ニキビ痕や妊娠線などは真皮がダメージを負うことでできます。

そのため、真皮を良い状態に保つには食生活や生活習慣の見直しがとても大切となります。

真皮の奥にある皮下組織とは?

真皮の奥にある皮下組織とは?

表皮や真皮よりもさらに奥にある皮下組織は主に皮下脂肪が占めています。
また動脈や静脈も皮下組織を通っています。

皮下組織は皮下脂肪があるため、外部からの刺激などが加わった際のクッションの役割を果たします。脂肪があると寒さに強いと言いますが、脂肪は断熱効果もあり、またいざという時のエネルギーの蓄えにもなっています。

表皮と真皮の関係性

表皮と真皮の関係性

表皮のバリア機能が低下してさまざまな肌トラブルが起こると、真皮にまでもダメージを与えることになりかねません。そうなると傷跡などが残りやすくなったり、健全なコラーゲン生成に支障をきたす可能性があります。

またターンオーバーが上手くいかなくなることで、くすみやシミの原因につながりますし、表皮のコンディションの悪化は、真皮への負担となりかねません。

このような肌トラブルを起こさないためには「保湿」と「UVケア」がとても重要となります。

若々しいお肌の状態をキープするためには真皮が正常であることが大切ですが、真皮の状態を良い状態に保つには表皮を健全な状態に保つ必要があります。

肌構造からわかる正しいスキンケア

肌構造からわかる正しいスキンケア

これまでご紹介してきたように、お肌はいくつかの層によって形成されています。

特にお肌を若々しく保つには真皮のコンディションが重要であり、真皮そのものを化粧品でケアすることはできませんが、真皮の上にある表皮の状態は真皮に影響を与えるため、表皮を健やかな状態に保つことが欠かせません。

とはいえ、化粧品によるスキンケアができるのは表皮の角質層までです。

お肌の中の表面に位置するたった0.02mmの層しかスキンケアできないわけです。

ただし、角質層はお肌のバリア機能を担う重要な層です。
角質層の潤いが失われると外部からの刺激によって負担を受けやすくなったり、アレルゲンなどの物質が侵入しやすくなったりします。

そうなると結局、角質層よりも奥にある層にも悪影響を及ぼすことになりますので、角質層をしっかりとケアしてあげることが大切です。

角質層を健やかな状態に保つための正しいスキンケアは、足りないものを補うことと紫外線対策です。

お肌のバリア機能は角質層以外にも肌が分泌する皮脂も担っています。

角質層が潤い不足ということは、角質層内の天然保湿因子や細胞間脂質が不足しているということが考えられます。

そのため、潤いや保水機能を持った成分が配合された化粧品で潤い不足を補ってあげることが必要です。

不足を補う正しいスキンケアの方法

皮脂が不足している場合は油分の補給が必要となります。

皮脂分泌が多い脂性肌なのに油分の多い化粧品でスキンケアを行っているとニキビなどの症状を悪化させる可能性があります。

脂性肌の場合、不足しているのは角質層の潤いであることが多いので、油分よりも潤いや保水機能重視の化粧品でケアしてあげるべきです。

お肌本来の力が正常に機能していれば健やか肌を保つことができます。
ですが、ストレスや生活習慣、栄養不足などによってお肌本来の力は不調となりがちです。

お肌本来の力が発揮されなければ、ターンオーバーの際に角質層内に十分な天然保湿因子や細胞間脂質が生成されず、お肌の乾燥を招きやすくなります。

また、紫外線もお肌へのダメージや乾燥を招く原因となります。

そのため、お肌の状態に応じて、足りない潤いや皮脂不足を補い、UVケアで紫外線から守るといったケアが正しいスキンケアと言えます。

古家後健太

この記事を書いた人

古家後健太

<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
この執筆者の記事一覧

提供:株式会社SANSHIN

この記事が役に立った/参考になったと思ったら共有をお願い致します

LINEで送る
Pocket

関連記事

ベビーソープのドルチボーレ公式通販

公式アカウントで最新情報をお届け中!
お気軽にいいね!やフォローをお願い致します。