公開日時:2026年8月19日 最終更新日:2026/08/06
季節ごとの赤ちゃんの服装|月齢・気温別の着せ方の目安

「赤ちゃんは大人より1枚多く着せたほうがいい」「いや、1枚少なめがいい」など、赤ちゃんの服装については、さまざまな情報を耳にすることがあります。実際のところ、季節や月齢によって適切な着せ方は変わってくるため、目安を知っておくと日々の判断がしやすくなります。
今回は、季節ごとの赤ちゃんの服装の考え方と、着せ方の目安についてご紹介します。
赤ちゃんの体温調節の特徴

赤ちゃんは大人に比べて体温調節の機能がまだ発達段階にあり、以下のような特徴があると言われています。
- 新陳代謝が活発で、体温が上がりやすい
- 汗をかく機能は発達しているが、汗腺の数が多いため汗をかきやすい
- 体温調節の中枢がまだ未熟なため、外気温の影響を受けやすい
こうした特徴から、「厚着をさせすぎない」ことも、赤ちゃんの服装を考えるうえで大切なポイントとされています。着せすぎによって体温が上がりすぎることも、脱ぎ着させる衣類が足りず冷えてしまうことも、どちらも避けたいところです。
服装選びの基本的な考え方

新生児期の目安
新生児期は、体温調節がうまくできない時期のため、肌着+ウェア(ツーウェイオールなど)で調整するのが基本です。季節を問わず、肌着を1枚着せたうえで、気温に応じてウェアの枚数や素材を調整するとよいでしょう。
「大人と同じ枚数、または1枚少なめ」を目安に
月齢が進んでハイハイやつかまり立ちをするようになる頃には、体を動かすことで体温が上がりやすくなります。この時期からは、「大人と同じ枚数」あるいは「大人より1枚少なめ」を目安にする考え方が広く知られています。ただし、これはあくまで目安であり、赤ちゃんの様子(顔色、手足の温度、汗の有無など)を見ながら調整することが大切です。
春・秋の服装の目安

気温の変化が大きい春・秋は、脱ぎ着で調整しやすい服装を意識するとよいでしょう。
- 肌着:半袖または長袖の肌着を1枚
- ウェア:長袖のロンパースやカバーオールに、気温に応じて薄手のカーディガンやベストを重ねる
- 外出時:朝晩の冷え込みに備えて、脱ぎ着しやすい羽織りものを持参する
夏の服装の目安

汗をかきやすい夏場は、通気性・吸水性を重視した服装がポイントになります。
- 肌着:汗を吸いやすい、綿素材の半袖またはノースリーブタイプ
- ウェア:薄手で通気性のよい半袖ロンパースなど
- 外出時:直射日光を避けるための帽子や、日よけカバーを活用する
汗をかいたらこまめに着替えさせ、あせもなどの肌トラブルを防ぐことも意識しておきましょう。冷房が効いた室内では、体が冷えすぎないよう、薄手の羽織りものを1枚用意しておくと安心です。
冬の服装の目安

寒さが厳しい冬は、防寒対策をしつつも、着せすぎによる汗ばみに注意が必要です。
- 肌着:長袖の厚手の肌着、または肌着を2枚重ねる
- ウェア:長袖のカバーオールに、防寒用のアウターやカバーオールタイプのジャンプスーツを重ねる
- 外出時:帽子、手袋、靴下などの防寒アイテムを活用し、抱っこ紐やベビーカー用の防寒ケープも検討する
暖房の効いた室内に入った際は、厚着のままだと汗ばんでしまうことがあるため、こまめに衣類を調整できるよう、脱ぎ着しやすい重ね着を意識しましょう。
赤ちゃんの体温をチェックする方法

服装の調整に迷ったときは、以下のような方法で赤ちゃんの体温の状態を確認してみましょう。
- 背中や首元を触ってみる:汗ばんでいれば1枚脱がせる、冷たければ1枚足すといった判断の目安になります
- 顔色や機嫌を見る:顔が赤い、機嫌が悪いといった様子も、暑すぎるサインのひとつと考えられています
- 手足の先だけで判断しない:赤ちゃんの手足は体の中心部より冷たく感じやすいため、手足の冷たさだけで厚着を判断しないよう注意しましょう
季節ごとの服装に関するよくある質問

靴下は必要?
新生児期や、まだ歩かない時期は、靴下は防寒目的で使用することが多いようです。
ただし、家の中など暖かい環境では、靴下による締め付けや蒸れが気になる場合もあるため、様子を見ながら使用するとよいでしょう。
歩き始めた後は、靴下や靴のサイズが足に合っているかも定期的に確認することが大切です。
寝るときの服装はどうすればいい?
寝るときは、着せすぎによる体温の上昇に注意しながら、スリーパー(着る布団のようなアイテム)を活用する方法もあります。
掛け布団がずれてしまう心配がある場合、スリーパーであれば体温調節をしやすいというメリットがあります。
兄弟で服装を使い回してもいい?
季節や体格が近ければ、上の子の服を下の子に使い回すことも可能です。
ただし、ゴムやボタンの劣化、洗濯表示の確認など、安全に着用できる状態かどうかは事前にチェックしておきましょう。
お出かけ時の服装で気をつけたいこと

自宅で過ごすときと外出時とでは、意識したいポイントが少し異なります。
ベビーカー・抱っこ紐利用時の注意点
ベビーカーや抱っこ紐を使用する際は、赤ちゃんの体が包まれる分、体感温度が室内よりも高くなりやすいと言われています。夏場は特に、地面に近いベビーカーの座面は照り返しの影響を受けやすいため、日よけカバーや保冷グッズを活用しましょう。冬場も、抱っこ紐やベビーカーの防寒ケープを使う際は、厚着をさせすぎていないか、こまめに様子を確認することが大切です。
車での移動時の注意点
車内は空調で温度管理がしやすい環境のため、必要以上に厚着をさせないよう気をつけましょう。
チャイルドシートに座らせる際は、着ぶくれした状態だとベルトの締め付けが緩くなり、安全性が低下することもあるとされています。
冬場は、車内に乗せる前にアウターを脱がせ、ブランケットで代用するという工夫をしている方もいます。
沐浴後・お風呂上がりの服装

お風呂上がりは体温が上がっている状態のため、すぐに厚着をさせると汗をかきやすくなります。
まずは薄手の肌着で様子を見て、落ち着いてから必要に応じて重ね着をするとよいでしょう。
特に新生児期は、湯冷めを心配して厚着をさせすぎてしまうこともあるため、赤ちゃんの様子を見ながら調整することを心がけてください。
季節の変わり目に用意しておきたい衣類

季節の変わり目は、気温の変化に対応できるよう、以下のようなアイテムを用意しておくと安心です。
- 薄手のカーディガンやベスト(脱ぎ着しやすいもの)
- 半袖・長袖のロンパースを複数枚(気温に応じて使い分け)
- 汗取りパッド(背中に挟んで使うタイプ)
赤ちゃんの成長スピードは早いため、季節をまたいでサイズアウトしてしまうこともあります。少し大きめのサイズも視野に入れながら、無駄なく揃えていくとよいでしょう。
上の子と赤ちゃんの服装の違いにも注意

きょうだいがいるご家庭では、上の子と赤ちゃんを同じ感覚で着せてしまいがちですが、体温調節の機能は年齢によって異なります。
上の子が快適に感じる服装が、赤ちゃんにとっては暑すぎる、あるいは寒すぎることもあるため、それぞれの様子を個別に確認するよう心がけましょう。
服のサイズ選びも忘れずに

季節に合った素材や枚数だけでなく、サイズ選びも快適な服装のために欠かせないポイントです。
サイズが小さすぎると体を締め付けて動きを妨げてしまい、大きすぎると裾を踏んでしまうなど、転倒の原因になることもあります。
赤ちゃんの成長は早いため、購入時は少し余裕を持たせつつ、こまめにサイズが合っているか確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
家族で気温の感じ方が違うときは

パパとママ、祖父母など、大人によって「暑い」「寒い」の感じ方が異なることもあります。
赤ちゃんの服装について家族の意見が分かれたときは、それぞれの感覚だけで判断するのではなく、赤ちゃんの背中や首元の状態を実際に確認しながら、客観的な目安をもとに相談してみるとよいでしょう。日々の小さな確認の積み重ねが、赤ちゃんにとって快適な服装選びにつながっていきます。
季節をまたぐお下がり・レンタル服の活用

季節限定で使う衣類(水着や防寒着など)は、着用期間が短く、すぐにサイズアウトしてしまうことも多いアイテムです。
こうしたアイテムは、上の子のお下がりや、友人・親戚からのいただきもの、レンタルサービスなどを活用することで、コストを抑えながら効率よく揃えることができます。
フリマアプリなどを活用して、シーズンごとに必要な衣類だけを入手し、着なくなったら次の方に譲るという循環を作っているご家庭も増えています。
すべてを新品でそろえようとせず、上手に周囲の力を借りながら、赤ちゃんの快適な服装を整えていきましょう。
肌に直接触れる肌着だけは新品を選ぶなど、アイテムによって使い分ける方も多いようです。
季節家電と同じように、赤ちゃんの服も「その時期にしか使わない」ものが多いからこそ、賢く準備していく工夫が家計にも役立つはずです。
季節家電と服装を組み合わせた温度管理

衣類での調整に加えて、エアコンや加湿器などの季節家電を上手に活用することも、赤ちゃんが快適に過ごすための大切なポイントです。
室温は夏場で26〜28度、冬場で20〜22度程度を目安にする考え方が知られていますが、赤ちゃんの様子を見ながら微調整することが基本です。エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないよう、風向きにも配慮しましょう。
まとめ

赤ちゃんの服装は、季節や月齢に応じて、着せすぎず、冷やしすぎない工夫が大切です。新生児期は肌着とウェアで調整し、動きが活発になる時期以降は「大人と同じか、少し少なめ」を目安にしながら、赤ちゃんの様子を見て調整していきましょう。
背中や首元の汗ばみ、顔色や機嫌などをこまめにチェックしながら、季節に合った快適な服装を選んであげてください。気温だけでなく湿度や風の強さなど、その日の天候全体を見ながら判断する視点も持ちつつ、家族みんなで赤ちゃんの様子をこまめに気にかけることが、快適な服装選びの一番の近道と言えるでしょう。
提供:株式会社SANSHIN
















